<Q&A コンセントに125Vと書いてあるが、100Vの家電製品は使えるのか?>参考
100Vの家電製品のプラグをコンセントに差し込み使いますが、コンセントに125Vと書いてある場合があります。一瞬コンセントから125Vの電気が来ており、100Vの家電製品は使えないのでは?と感じるかもしれませんが、結論としては使えます。なぜなら、コンセントに書いてある125Vは定格電圧であり、125Vまでが使用限度という意味だからです。コンセントの定格電圧に関係なく、来ている電気は100Vです。ではなぜコンセントは125Vの定格電圧が使われているのでしょう。その理由は、電気は100Vですが、多少上下します。定格電圧が100Vのコンセントでは、定格電圧を超えてしまいます。電力会社は、電気事業法施工規則第44条により、101ボルトの上下6ボルトを超えない値を維持しなければならないと定めています。(2016年1月1日時点)それならコンセントの定格電圧は110Vくらいでも問題ありませんが定格電圧が125Vの
コンセントが普及した理由は不明です。JEWAによると、以下の説が有力のようです。大正時代より定格電圧は125Vでした。当時からコンセントは米国の極配置を採用しており、米国は120V配電であるため、定格電圧は少し余裕を持たせ125Vでした。日本では、100V配電でしたが、米国のコンセントをそのまま輸入し、定格もそのまま125Vを採用したようです。
(注1) 正弦波インバーターとは、家庭用コンセントと同一の歪みが非常に少ない高精度な正弦波形で、精密な周波数を必要とする計測器、緊急自動車用医療機器、マイコン制御の家電機器を動作する上で欠かせないインバーター(注2)です。家庭で使用しているAC100Vの電流は正弦波です。また、計画停電時の非常用電源や補助電源としても使用可能です。
(注2) インバーターとは、 バッテリー電源(DC12V)を家庭用電源(AC100V)へと変 換する機器のことを指します。
<ケース① 「定格消費電力〇〇W(ワット)」 で表示されている場合>
例) 15W ⇒ 15W
<ケース② 「〇〇VA(ボルトアンペア)」 で表示されている場合>
例) 15VA ⇒ 15W
<ケース③ 「〇〇A(アンペア)」 で表示されている場合>
例) 0.15A ⇒ 100V×0.15A
最大消費電力の合計 < インバーターの最大出力容量
定格消費電力の合計 < インバーターの定格出力容量
であることを必ずご確認ください。